禁断の麺ネタ

ああ、もう堪えられません。我慢なりません。

僕は、大変、「ラーメン二郎」という食べ物が大好きで、
僕は吉祥寺にある成蹊高校と言う学校に通っていたのですが、
学校のすぐ横にある、安くて、量が多くて、麺がやたらぶっとい、変なラーメン屋がありました。
その名も「ラーメン二郎 吉祥寺店」。

初めて食したときは、「こんな変なラーメン初めてだー。」
という感じで、450円で、食べきれないくらいのすごいものだったんですが、
食しているうちに、はまってしまったようで、ベースのてつくん(中高が一緒)とはよく果てしなく長い時間を並んで、食べていました。

このラーメン屋さん、慶応大学のすぐそばに本店があって、暖簾わけで(これ重要なことなんです。FCではありません)、今ではたくさん「二郎」というラーメン屋さんがあるんです。
暖簾わけというのは、つまり、本店の味を強制するものではなく、それぞれの支店が、本店に敬意を払った上で、独自の味を追求するというものです。
色々な諸事情があって、いつの日か、吉祥寺店は「二郎」から独立し、「ラーメン生郎」となりました。
「生郎」さんは、店主の親父さんが作りたかったラーメンを追求するために、「二郎」から独立して、そういう思い切った決断とか僕大好きなんですが、
ノスタルジーとは良く言ったもので、「吉祥寺二郎」時代のあの味が、どうも忘れられなくて、
それからたくさんの店舗に足を運んでいます。

もちろん、それぞれの「二郎」は、またそれぞれ違う味なので、もしかしたらかつての「吉祥寺二郎」に近いものと出会えるかな、と思って色んな「二郎」に足を運んでいます。

どこも、どれも、無条件で受け入れてしまう僕なんですが
先日行った一番新しい「ひばりケ丘二郎」がものすごく美味しかったんです。

僕が出会おうとしていた「吉祥寺二郎」とはまた違う路線なんですが。非常に美味。



音楽話にこじつけようかと思うんですが、
きっかけとなる、無条件で愛してしまう「バンド」や「音楽」ってあるじゃないですか。
そこから、だんだん、色んな「音楽」に出会っていって、自分の「ツボ」が、徐々に広がっていくって言う。

なんだかそれと似ているのかもな、って思いました。

たとえば「ロック」って変な音楽じゃないですか。
こう、伝説とか、インディーとか、メジャーとか、アングラとか色々あって。
最初に足を踏み入れるまで、「パンク」なんか、「なんじゃこりゃー??」っていう世界。

それに近いかなぁ、って。

僕は高校生の時にギターポップに出会い、それがきっかけでインディーロックとかを知ったんですが
いつの間にか、全然よくわかんなかったフリージャズとか、フォークとか、ヒップホップとかにも興味がわいてきて..

ああ、長くなって来た。
これ以上書き出すと論文級の長さのエッセイになっちゃうので割愛しますが、

夜中に、胃にもたれそうな「ラーメン二郎」が食べたくなる衝動は、とまりません(笑)。
(柳川)