夢の島で逢いましょう

来る12日はコーカスの東京での久々のライブです。三軒茶屋HEAVEN'S DOORにて、出番は最後で20:50頃です。
メンツ的にも面白そうです。個人的には、ずうっと応援していたものの惜しくも解散してしまった未だ定まらズの新しいバンド、壊れかけのテープレコーダーズのデビュー戦に関われることがとても楽しみです。くわしくはCAUCUS : LIVEに書きました。

新曲をやります。静岡で初披露したこの新曲の模様もhirotakeさんの編集とともにこちらでどうぞ。

例えばRocketshipやSwirliesといったような、80年代後半の幻影に取り憑かれ、そのまま90年代に突入したそんなバンドが僕は大好きなんですが、そういうのどうなんですかね、流行んないですかね。別に流行んなくて全然構わないんですけど。というのもインディーロックの面白いところはそういった当時(いや今もか?)大して売れなかったけれども素晴らしい音楽を次の世代が繋いでいくことにあると思うし、例えば今日本でもSwarm's ArmやLuminous Orangeと言ったバンドが確実に我々の世代にも繋いで来たという。そして現在身近にも、たくさんのバンドがいろんな音を繋いでいる。追いかけるものがもうすでに多すぎるから、フォロアーとかそういうんじゃなくって、それが新しい文化として成立している。ロックのクレオール化とでも言いましょうか。名前を挙げるとキリがないので興味があったらホームページのリンクにあるバンドやmyspace/caucusのtopにあるバンドなんかをチェックしてみてください。日本も随分と面白くなってきました。

なんていうか幻影の幻影のそのまた幻影に取り憑かれているという、お化け現象が起こっていることがたまらなく魅力的なのです。お化けはすでに別の実態になっちゃっているから、お化けと、一番最初のソレ(結局ByrdsとかKinksにたどり着くのかな、いや、それすらも幻影の追いかけっこしてるから最終的には原始時代の祭だわっしょいになるのかもしれないけれども、その辺はカットということで)を見比べると全然違う形をしている。なんとも楽しい鬼ごっこですね。鬼はだーれだー?曲を書いたときはそういう音にはなっていないんですが(この曲なんかはアコースティックで作っていたし)、こうバンドでできあがったものを客観的に映像とかで観ると、お化けを追いかけてるのかなあ、と自分でもくすくすしてしまうのです。

[柳川]