ハードケースとアルプスのやま

この前NHKサウンドオブミュージック(映画)についての特集をやっていました。なつかしいなー、小学校のときみていたなーと思ってそのときのことを思い出したりしました。

映画のなかでジュリーアンドリュースがギター持ってアルプスの山で子供たちと唄を歌うシーンがあるんですけど、それがとても印象的で楽しそうなのです。草の上に寝転んできれいな空の下、山のなかでみんなでうたを歌う!すてきじゃないですか!映画をみながら一緒になって「ホーッホーッホー」ってうたっていましたがそれだけでは私は満足できず、いつの日か大草原でギターを抱えることを夢みるようになりました。「あれはピアノじゃあできない。ギターだから持ち運べるんだ!山のなかで歌うなんて夢のようじゃあないか。空は高くて青いぞ!」

そのうちギターを手にするようになり、アルプスの大草原が一歩づつ近づいてくるようになりました。心は太陽ジャマイカアルプス。私には近所の空き地もスイスの山奥です。ギターを持っていって人知れず歌うぞ!それがギターの醍醐味じゃあないか!なんて心は熱くなりましたが、結局あんまりのギターの重さ(ハードケースしか持ってなかった)と思春期の恥ずかしさもあって想像のようにはいきませんでした。

そのハードケースなのですが、やっぱり今回デビューです。もたないといかんということになりました。ギターではなくてエフェクターのハードケースなのですが、掛かりつけの楽器やさんで注意されちゃいました。町田にあるMilliMetersMusicってとこなんですが、この前エフェクターの修理に行ったのです。かばん(カエルの柄)からガサゴソとエフェクターを取り出したら店長のまつさん、苦いものを食べたみたいな顔をするんです。それでわかりました。あ、わたしきっとよくないことをしているんだなって。あーこんどエフェクターケースごと設計してもらいにいかなくっちゃ〜。
そうそう、ミリメーターはすごくいいお店ですよー町田にいったら相模大野二郎とミリメーターですよー。

川上